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十勝2×4協会ブログ

2016年09月20日

台風10号被害から考える、災害への備え

先月末、台風10号が十勝に大きな爪痕を残しました。「異常気象」「地球温暖化」という言葉がこれほど我が身のこととして感じられたことは、かつてなかったかもしれません。台風が立て続けに道東に上陸するなんてことは、今まで記憶にないことですから。
 
 
ここで改めて今回の台風で被害に遭われたみなさまにお見舞い申し上げます。
 
家屋の浸水被害や流失などの被害に遭われた方は、被害内容や保険の契約内容にもよりますが、火災保険が適用できると思います。保険の内容は、建物被害だけに適用される場合もあれば、家財も含め補償される場合もあります。保険会社や家を建ててもらった工務店などに一度問い合わせしてみてください。
 
また、今後家を新築される方は、火災保険契約を結ぶときに家財被害補償などの特約を付加することをお勧めします。損害保険会社のホームページでは、住む地域、住宅の価格などで簡単に火災保険の保険料見積ができますので、一度調べてみてはいかがでしょうか。
 
参考:損保ジャパン日本興亜
http://www.sjnk.co.jp/kinsurance/habitation/sumai/
 
 
■災害に備える~食料編~
さて、こうした災害に備えてどんな物を揃えていけばいいでしょう?
 
非常用食料や飲料水、多少の雨でも使える防滴型のヘッドライトなど、まとめておくと良いでしょう。地震対策とも共通しますね。
 
1,ミネラルウォーターは、最近は賞味期限が2年ほどあり、スーパーやドラッグストアで買ってきてそのまま非常用として活用できます。緑茶飲料も、缶なら賞味期限が2年あります。

2.100%野菜ジュースは、缶だと賞味期限が3年もあります(ペットボトルは1年ほどです)ので、これも非常用として活用できます。

3.ビスコなど一部のお菓子は、備蓄用に賞味期限が数年間ある長い商品もありますので、非常用食料として買っておき、賞味期限が迫ってきたら家族みんなでおやつに食べれば、ムダがなくなります。大地震時にも言われたことですが、被災した心細い時に甘いものは心も満たしてくれるようです。

4.サバ水煮缶、さんま蒲焼き缶、焼き鳥缶などは、もちろん食料備蓄として使えます。

5,調理には、カセットコンロや登山用のガスストーブのほか、水を入れるだけで火を使わずにレトルトカレーやご飯を温められる調理器具もあります。
 
なお、これらの備蓄は床下収納など、低い位置に収納すると万が一浸水した際に使えなくなったり、取り出せなくなることもあるため、腰から上の高い場所に収納することをお勧めします。
 
 
■災害に備える~グッズ編~
断水時に備え、紙皿や紙コップ、割り箸などの使い捨ての食器類も持っておくと便利です。濡れ紙ナプキンも必須ですね。最近は、ホームセンターに携帯用トイレなども売っています。これらはキャンプ・焼き肉用として買っておけばムダになりませんね。
 
LEDランタンや懐中電灯もいいのですが、登山用のLEDヘッドランプも便利です。両手が自由になり、行動しやすくなります。明るさは100ルーメン以上で照射角度や明るさが切り替えできるものが便利です。アウトドア用品店、大型スポーツ店などで買えます。
 
このほか、停電時に備え、スマホの充電用にモバイルバッテリーや小型のソーラーパネルがあると便利です。モバイルバッテリーは、通販で売れ筋の商品を1つ買っておくと便利です。容量は5000mAHから10000mAHぐらいで十分。スマホなら1.5~3回分フル充電できます。
 
ソーラーパネルは、Amazonで売れ筋となっている4000~6000円ぐらいの商品がオススメ。使わない時は雑誌ぐらいのサイズになり、広げるとその3倍ぐらいの大きさになります。ユーザーレビューを読む限りでは、モバイルバッテリーを1日でかなりの程度充電できるようです。
 
東日本大震災に東京都内で被災して感じたことですが、スマホやワンセグテレビによる情報収集はとても有効です。地下鉄の運転再開などの情報を得たおかげで、避難所から宿泊先までたどり着くことができました。電源が切れるとスマホやワンセグテレビは使えません。数日間の停電に備えるには、最低でもモバイルバッテリーを普段から持ち歩く習慣を付けた方がいいと思います。
 
 
 

tokachi2-4 (2016年9月20日 15:08) | コメント(0) | トラックバック(0)

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