2014年04月01日
おトクに家を建てる方法・・・補助金の3段活用!
とうとう4月1日になりました。消費税は8%に上がりました。住宅の場合は、引き渡し日が基準なので、昨年の暮れぐらいから8%で見積を出す住宅会社が多かったと思います。
■すまい給付金とローン減税活用でどうなる!?
以前もお話ししましたが、増税になっても急激に負担が増えないように「すまい給付金」制度を作るなど、政府も一定の配慮をしています。これも一種の補助金といえます。
このすまい給付金ホームページにある、「すまい給付金しっかりシミュレーション」を使うと、ローン減税やすまい給付金によってトクする金額と、増税で損する金額の両方がわかります。2つの数値を差し引きすれば損得勘定ができるわけです。
ここでは、話をわかりやすくするため、単純な設定にします。
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5歳の子ども1人いる30代前半の夫婦を想定。つまり、3人家族の家です。
年収は税込400万円、奥さまは専業主婦とします。
社会保険料は単純化して年間40万円と入力。
生命保険は年間30万円で、地震保険料は払ってないとします。
建物価格は税別2000万円、土地価格は500万円(土地はもともと消費税がかかりません)。
住宅ローンは2000万円を借り、返済期間30年で利率は2%固定とします。
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税率8%場合、すまい給付金は満額の30万円もらえます。
税率10%に上がると給付金は50万円にアップ。
さらに、住宅ローン減税額は、消費税5%時代に比べて20万7800円もアップ。
そこで5%時に比べてお得になる額は、8%の今が50万7800円、10%になると70万7800円となります。
これに対して、建物価格は消費税8%で60万円アップ、10%だと100万円アップになります。
差額を計算すると・・・
消費税8% 5%時に比べて9万2200円の負担増
消費税10% 5%時に比べて29万2200円の負担増
どうですか?大きな金額のようですが、これはローンを払う30年間で考えれば、1年あたりの負担増は1万円以下になるので、さほど大きな額ではないと思います。
それよりも、消費税10%時の負担増が意外に大きいのが気になりますね。20万円違えば、大型冷蔵庫とか大型テレビが1台買えそうです。
なお、8%と10%でどちらが負担が大きいかは、家族構成、年収、ローン借入額と返済期間などによってかなり違ってきます。ちなみに記事を書いている私の家族構成や年収で考えているマイホーム計画では、10%時よりも8%時の方が負担がわずかながら大きいことがわかり、ちょっとびっくりしています。
気になった方は、ご自分の計画でシミュレーションしてみてはいかがでしょうか?
■税額アップ分を完全に取り返す自治体の補助金!
さて、使える補助金はこれだけではありません。
まざまありますが、ここでは十勝管内の自治体が出している補助金からいくつかご紹介します。
まず帯広市。
という制度があり、市内で住宅を新築すると40万円分の商品券がもらえます。
条件は、1.建築業者は帯広市内が本社か、支店・営業所のある会社。2.次世代省エネ基準か北方型住宅基準をクリア。3.世帯年収が概ね750万円以下。4.世帯主が39歳以下。5,夫婦か子どもと暮らしていること、などなどです。
予算枠は先着順で250件(つまり1億円分ということですね)ですが、昨年帯広市内では新築住宅は732戸(注文住宅、建売住宅の合計)着工しているので、年齢制限などを考えれば対象者はかなりの確率で当たりそうです。ちなみに受付は今日からスタートしています。
これに対し、最大300万円の補助金がもらえるのが帯広の隣町・幕別町です。
ただし、補助金が受けられるかどうかは住む地区で決まります。
もらえるのは、幕別市街に家を新築する場合です。たとえば札内は補助金の対象外です。300万円という金額も、町内の業者で建てる場合の上限で、町外業者で建てる場合は210万円です。
また、補助金は土地の固定資産税評価額の7割が上限(町外業者は約5割)ですので、300万円もらえない場合の方が多そうです。なお、忠類市街に新築する場合も同様の補助金(ただし町内業者で上限は200万円)があります。いずれも今年度限りの補助金です。
このほか、新築住宅に補助金を出す自治体は、足寄町、上士幌町、浦幌町、豊頃町、更別村、中札内村、芽室町、新得町、鹿追町があります。いずれも定住促進が目的で、支給条件や支給額は違いますが、50~300万円の補助金がもらえます。
すまい給付金、ローン減税、自治体の補助金。この3点セットで8%時代もお得に家を建てましょう。
まずは、お近くの十勝2×4協会の会員へご相談を。
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