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フラット35Sエコの10割融資は10月末まで!

2012.10.02

フラット35とは
「フラット35」という住宅ローンの名前は、1度は耳にしたことのある人が多いと思います。
住宅金融支援機構(旧・住宅金融公庫)が支援して実現する長期固定金利の民間住宅
ローンの愛称です。
 
通常のフラット35は9割融資と言って頭金が最低1割必要なのですが、性能の良い住宅
は「フラット35Sエコ」という名前のローンになり、金利が一定期間安くなるだけでなく、頭
金がなくても借りられるメリットがあります。つまり2000万円の住宅なら通常は1800万円
までしか借りられないものが2000万円借りられる(もちろん年収など条件により借りられ
ないこともあります)というものです。
 
家づくりの資金は、土地代や建物価格だけではありません。諸費用と呼ばれるものが建
物価格の10%近く必要です。内訳は税金や登記費用、申請費用、引っ越し代など。
2000万円の住宅で頭金1割を準備してもさらにあと200万円近く現金がないと苦しいのです。
それが10割融資なら諸費用の準備だけで済みますからだいぶラクになります。
 
 
10割融資が終わる理由
ところがこのフラット35Sエコ、今月末で終わってしまいます。ちなみに、住宅会社と契約し
て融資の申込をしてしまえば、住宅が完成するのは来年春でも構いません。なので、この
メリットを活用するならば今すぐ十勝2×4協会の会員にご相談されるのが一番です。
 
期限があるのは、政府が経済対策の一環として昨年秋に決めたからで、11月以降も続
けるには政府が補正予算を組まないと続けられません。
 
「なぜ国の予算が関係あるの?」と思われるかもしれません。フラット35Sエコは通常より
も一定期間金利を安くするのでローンが赤字になってしまいます。その赤字を支援機構が
負担するのではなく、政府が補てんしているからです。つまり、国が性能のいい住宅を建
てることを陰から支援しているということになります。
 
 
そして、国土交通省の来年度の概算要求を見ると、このフラット35Sエコの経済対策は盛
り込まれていないようです。フラット35自体の融資基準が変われば別ですが、今のままい
くと今年11月以降は10割融資できるフラット35ローンはなくなってしまいます。
 
 
新たな金利優遇は予定されているが
一方、来年度概算要求では、フラット35で借りる額が2000万円までは当初10年間の金
利を0.5%下げる内容が盛り込まれています。これは、若い人や年収が低い人が少しで
も建てやすくなるよう政治家が発案したそうです。当初は10割融資も目論んでいたそうで
すが、政府とのやりとりの中で封じ込められて9割融資になったと一部の週刊誌が報じて
います。
 
 
今の段階では断定的なことは言えませんが、来年度は金利引き下げ幅が縮小し、頭金
がなくても借りられるというメリットもなくなりそうです。でも、来年9月末までの契約なら
税率5%のままで注文住宅が建てられます。家を建てたいと思っている人は急いだ方
がいいかもしれません。

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