十勝2×4協会

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2月25日 フラット35仕様書の勉強会を開催しました

2013.03.05

十勝2×4協会では、毎月会員が集まって例会を開催していますが、DSC03630.JPG2月は通常例会のほかに、住宅金融支援機構から講師を招いてフラット35仕様書の勉強会を行いました。
 
当協会が設立35周年を迎える今年、フラット35の勉強会を行うのは偶然の数字の一致とはいえ、何かしらの縁を感じます。
 
講師は、住宅金融支援機構CS推進部住宅技術情報室の嘉藤鋭(さとし)グループ長。東京からお越しいただきました。また、北海道支店から営業推進部門の佐治孝利部門長、同部門の箕浦博之監査役の2名が随行しました。

午前中はフレーミング検定などを行いました。支援機構の職員もいっしょに回り、現場を見ながら会員と意見交換をしました。「きれいな施工にびっくりした」と後日話を聞き、非常に嬉しい思いでした。130225_4948.jpg


午後からは本題の勉強会です。
まずは、佐治部門長が勉強会を開催した経緯を話し、嘉藤さんを紹介しました。
 
住宅金融支援機構では、長期固定金利の住宅ローンとして「フラット35」という商品を開発し、各金融機関が取り扱っています。最大の特徴は35年返済のような長期ローンでも最後の支払月まで支払額が決まっていることです。しかも低金利。十勝でも多くの銀行や信用金庫が取り扱っています。

しかし、どんな住宅でもフラット35を使えるわけではありません。省エネルギー性130225_4969.jpg能や耐震性、耐久性など一定の基準をクリアした性能の高い住宅が条件となります。その条件を詳しく記したのが「仕様書」と呼ばれる技術解説書で、工務店にとっては必需品です。昨年秋にこの仕様書が改訂されたため、その内容を詳しく知るために勉強会を開いたのです。


嘉藤さんによると、今回の仕様書改訂は、技術水準が変わったというよりも「わかりやすく、見やすく、使いやすく」なったということです。参考図の大幅な追加や、参照ページを新たに入れるなど、幅広く使って欲しいという意図があります。

勉強会終了後は要望や意見が会員の間から多く出されました。十勝という厳しい自然環境の中で、省エネ性や耐震性に優れた家を造りたいという思いから、多くの会員が発言しました。嘉藤さんも「しっかり受け止めました」と発言され、たいへん嬉しく思いました。130225_4944.jpg


北海道支店からは、箕浦さんが「ライフプランと資金計画」をテーマに講演しました。工務店は、お客さまの家を建てたいという思いを受け止めるだけでなく、家を建てたあとも「子どもが大きくなったら家計の収支はどうなるか。住宅ローンの支払は?」など、シミュレーションを行って無理のない資金計画かどうか、お客さまといっしょに考えていきましょうという主旨です。


今回は、いろいろな意味でたいへん有意義な勉強会でした。当協会ではこれからも毎月例会を続けています。地道な取り組みですが、設立以来ずっと欠かさず行っています。




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