十勝2×4協会

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この夏、7%節電するには?

2012.07.21

北海道電力は、7月23日から9月14日までの平日、電力需要がひっ迫すると予測されるときに、事前告知した上で計画停電すると発表しました。そのため、各家庭や事業者に7%の節電を呼びかけています。今のところ、計画停電になる可能性は非常に低いようですが、不安に感じている人は多いと思います。

そもそも、家庭ではどれくらいの電力を1ヵ月で消費しているのでしょうか?

帯広ではありませんが、空知の滝川市が市民から省エネモニターを募集して世帯毎の消費電力を調べました。すると、8月は平均300kwほどの消費だったとか。7%の節電目標を当てはめると21kw分の節電が必要になります。


それではどんなことをすれば節電につながるのでしょうか。
真っ先に思いつく方法は、家の中にある電化製品を省エネタイプに替えることです。

たとえばトイレの白熱電球をLED電球に替えてみます。4人家族で1日いったいどれくらい点灯しているでしょうか。おそらく1人が1日4回利用するとして、せいぜい60~80分点灯しているぐらいでしょう。60Wの白熱電球を7WのLED電球に替えたとしたら電気代は?

白熱電球  1h×0.06kw×30日=1.8kw  約40円
LED電球 1h×0.007kw×30日=0.21kw 約5円

1ヵ月で1.6kw、電気代が35円減るだけなので効果は薄いですが、最近は980円程度で売られているLED電球も増えましたので、10年以上交換不要だと思えば買うふんぎりもつくでしょう。


一方、リビングの蛍光灯シーリング照明をLEDシーリングライトに替えたらどうなるでしょう?

リビングですから1日8時間点灯すると仮定します。
12畳程度の広さなら蛍光灯はだいたい消費電力100Wぐらい。これに対し、LEDシーリングライトは、60Wぐらいで済むようです。
蛍光灯シーリング 8h×0.1kw×30日=24kw  約530円
LEDシーリング 8h×0.06kw×30日=14.4kw 約310円


この交換だけで月10kw近く節約できますね。実は、明るさを実測して細かく検証した情報もあるのですが、
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kdnreview/20120314_518429.html
これを見ると、同じ明るさで4割どころか6割以上節約できると書いてあります。これだと1ヵ月で15kwも差が出ます

あとはリビングの大型テレビで見る時間を1日1時間減らすだけでも月々4kwの節約になります。

こうしてみると、トイレとリビングをLED照明にしてテレビを見る時間を少し意識して減らすだけで7%削減は可能だ、ということになります。



もっとも、これから新築を考えられている方なら、当協会員が建てる省エネ性能の高い2×4住宅を建てられるのが一番近道かもしれません。高断熱・高気密で建てられた2×4住宅は、冷房の効きが違います。直射日光が入らないように窓にシェードを張るなどの工夫をすれば、エアコンにかかる電気代がグンと減るはずです。




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