十勝2×4協会

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道産家2×4推進協議会設立記念講演会に参加してきました

2010.11.25

11月24日、道産材のツーバイフォー建築を推進する「道産家(どさんこ)2×4推進協議会」の設立発表会と記念講演会が札幌市内で開かれ、参加しました。
当会の赤坂正会長も設立趣旨に賛同し、設立メンバーとして参加しています。

設立発表会では、NPO法人北海道住宅の会の高倉俊明さんが「道産家2×4推進協議会」の設立宣言と役員紹介を行いました。そして初代会長となった林芳男さんがこの会に賭ける思いを話され、次に国や道の来賓が祝辞を述べました。


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第2部の記念講演会では、東京大学名誉教授の有馬孝禮先生が登場(右写真)。1993年の釧路沖地震の後、調査団の団長を務められた方です。講演冒頭では、予定になかったツーバイフォー工法がオープン化された当時の話をされるなど、大いに盛り上がりました。

そして本題の「木造建築物の国産材利用」については、戦後の大量植林などがあって日本の人工林は林齢(植林してからの経過年数)の分布に大きな偏りがあることと、それを是正してバランスの良い森林にするには、国産材を積極的に利用しなければならないことなどを話されました。
ちなみにドイツでは国産材のシェアがほぼ一貫して6割程度あるために国内の人工林も比較的健全な状態が保たれているそうです。

有馬先生の講演の後は、北海道大学教授の平井卓郎先生をコーディネーターに有馬先生と会場とを結んだ意見交換会でした。

当会の会員は既に、道産材を使った2×4住宅を建築中です。十勝の木で十勝の風土に合ったツーバイフォー住宅を造ることがいよいよ現実となります。



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