TRADは、もともとは不動産部門が中心の会社でニュータウン開発や土地分譲に力が入っていました。大型のニュータウン需要が一段落した今、同社では戸建住宅の受注にも力を入れています。2002年に住宅部門を立ち上げた時から新しいスタイルの家づくりをお客さまに提案しています。住宅部門の責任者である竹市真巳さんにお話を聞きました。
人間が生きていくために最低限必要な3要素として言われるのが「衣・食・住」ですが、このうち自分の欲しいものいまだに造ってもらえるのは「住」だけだと思います。オーダーのスーツは一部の人が注文するものというイメージですし、食べ物に関しては、自分で産地や作り方を細かく指示するなんてことはまずあり得ないですよね。ところが、住宅ではこれができるのです。それが注文住宅です。
注文住宅は「高いもの、めんどくさいもの」というイメージを持ってるお客さまもいらっしゃいますし、低価格をうたう注文住宅では、決められたメニューの中から選ぶイージーオーダーのような造り方もあります。しかし、せっかく家を建てるのなら、こだわってみたいと思いませんか?私も、お客さまのために今までにない心地いい空間を造りたいと思っています。
TRADの目指す家づくりとは、どんな内容でしょうか?当社では、まず図面にこだわりたいと思っています。間取りなどのプランだけでなく、設計図から詳細図に至るまで住宅建築に必要な図面を自分たちで作成してディティール(細部)まで社内で把握し、現場での施工に最大限生かすことを重要視しています。また、新しいスタイルとして施工管理までを外注扱いとし、担当設計者が商品管理、品質管理、工程管理および現場監理を行うことで設計事務所のような、第3者的立場での監理体制をとっています。
この形態は設計事務所でもなく、一般的な工務店もでなく、もちろんハウスメーカーでもないやり方です。欲張りな言い方かもしれませんが、それぞれのいいところを取り入れた新しい家づくりだと思っています。
気を付けていること、これから取り組みたいことはこだわりのあるお客さまが多いので、デザインやプラン面ではお客さまの期待以上の提案ができるよう、常に新しい情報を仕入れたり勉強しています。たとえば建築家の宮脇檀氏(みやわきまゆみ、1936~1998)の本は今でもバイブル的存在です。また実際にいろいろな建築物を見て細部まで研究しています。
今後は地域材(道産材)の使用もすすめていきます。構造材だけでなく床材など装飾的な見える部分での採用も増やしていきたいですね。
当社の住宅はデザイン優先だと思われる方もいらっしゃるようですが、十勝の寒い冬を快適に過ごせる暖かさと省エネ性を兼ね備えています。以前在籍した会社で2×4住宅を長年手がけていましたので経験は十分に積んでいるつもりですし、住宅部門をはじめて2年目に十勝2×4協会に加入し、会員と情報交換をしながらさらに新しい技術や情報を学んでいます。今後は全棟気密測定を行うことも考えています。
このほか注文住宅とは別に、街中の利便性のある場所で土地分譲に建物をセットでご提案する家づくりもさらに進めていきたいと思います。市街地も地価が大幅に下がったので手に入る価格帯でのご提供が可能になり、だいたい3~4区画分まとめて分譲しますので、住宅デザインを当社が一手に引き受けることで統一性のある街並みをデザインできます。「コンパクトシティ構想」のように人口が減って市街地を縮小させる動きの中、中心市街地の活性化にもなり、郊外の大きな土地ではなく街中の小さな土地でも、こんな楽しい生活がおくれる事を提案したいですね。
これからも1人1人のお客さまのこだわりに応えながら、キラッと光る住まいづくりを手がけていきたいと思います。
| 企業データ | 1994年 創業(住宅部門は2002年) |
|---|---|
| 社内体制 | 社長(金澤 耿)、専務、事業部長・他11名 ※有資格者 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理士、宅地建物取引主任者、インテリアプランナー、ファイナンシャルプランナーなど |
| 過去の実績 | 80棟 過去3年間 約12棟 |
| 社名 | TRAD株式会社 |
| 住所 | 〒080-0010 帯広市大通南12丁目20番地 あおば十勝ビル1F |
| TEL | 0155-24-3980 |
| FAX | 0155-24-3970 |
| HP | http://www.trad.ne.jp/ |










