北米や北欧の住宅デザインが多い十勝で、北栄建設は10年前からモダンスタイルのデザイン住宅を積極的に進めてきました。人と違うこと、新しいことに取り組むのには勇気がいります。その中心となった脇坂祐一郎専務にインタビューしました。
モダンデザインの住宅に取り組んだきっかけは?小さい頃から建物を見るのが好きでした。父が北栄建設を創業してからは学校の休み中に現場の片付けを手伝い、その後建築系の大学を卒業して北栄建設に入社しました。
当時は建材販売店の主催する海外研修が活発にあり、私も入社した年の冬にアメリカ研修に参加しました。アメリカの主な都市はほとんど視察し、北米風デザインの住宅が好きになり、しばらくはそうした住宅を建てていました。
転機となったのは、あるお客さまとの出会いでした。東京での生活経験があり、デザイン家具をお持ちでそれが似合う家を希望されました。家に対するこだわりも相当なものでした。私もプランニングのために本などを読みあさるうちに魅力を感じるようになりました。
それから、「デザイン家具の似合う家を造りたい」と思うようになり、さらに勉強しました。建築家の自宅で素晴らしい建物が札幌にあり、直接うかがって室内を見せていただいたこともあります。
こうした住宅が広く受け入られるかどうか不安な部分がありましたが、自宅を新築するときに思い切ってモダンデザインを取り入れて造りました。モデルハウスとして何度も公開したところ、評判も上々でこうした住宅が大半を占めるようになりました。
どんな家づくりをしていますか?かっこ良く住んでほしいと思っています。単純に建物を建てるというスタンスではなく、「ライフスタイルを提案する」という考えです。たとえば、家具のコーディネートや家電の置き場所に至るまでさまざまなご提案ができます。
また常に新しい情報に接し、いいと思うものがあればどんどん取り入れていきます。当社で家を建てられた方が、現場見学会に来られると「あれ、これいいねえ。自分が建てたときには無かったよな~」と感想を話す方もいます。建築材料の機能や性能は日々進化しており、その時その時で最も良いと思われる選択をするようにしています。デザインも少しずつ変わっています。
当社ではしつこい営業をしません。現場見学会でも「アンケートを書いて下さい」と迫ることもありません。見学会などを通じて当社で建てた住宅のファンになった方々が家を建てる、そういう流れが多いです。その方がお客さまと当社の相互の信頼関係を築きやすくなるからです。
家は建ててお引き渡してそれで終わりではありません。建ててからはメンテナンスなどで長い間のおつきあいとなります。このおつきあいは、「当社がお客さまに何かして差し上げる」という一方通行の関係だけではありません。お客さまからも嬉しいご提案があり、今それを実現するために動いているところです。
提案ってどんなことですか?当社で家を建てていただいたお客さまから「北栄建設の魅力が伝わるような小冊子を作りたい」とご提案いただきました。しゃれたパンフレットのような造りで定期的に制作するというものです。現在、第1号の制作を開始するところです。
このほか、当社ではお客さまのアイディアを大切にしています。昨年、お客さまからコンセントカバーのデザインで良いアイディアをいただき、さっそく採用して現場公開したところ好評でした。
そのアイディアはお客さまのものとして考え、以降同じデザインを採用したい方が出てきたら、考案したお客さまに直接『ライセンス料』を払っていただくことにしました。そのことがお客さま同士の交流にもなります。
家づくりで気を付けていることは何ですか?当社の住宅を「デザイン優先で性能は重視していない」と思ってる方もいらっしゃいますが、以前から性能にこだわりを持っています。長期優良住宅や北方型住宅ECOプラスなどの住宅にも積極的に取り組み、昨年建てた住宅の気密性能を測ったところ、相当隙間面積C値=0.16cm2/m2という値を出した住宅もありました。これは日本で最も厳しい、道が定める「北方型住宅ECO」基準のC値に比べて6分の1という高性能です。
さらに、十勝2×4協会などの活動を通じて国や業界の最新情報を吸収し、常に最善の対応ができるように準備しています。
家づくりは予算という制約が出てきます。その時、「自分の予算では無理だろう」とあきらめないで下さい。当社の住宅を見て「ものすごく高い」と誤解していたお客さまもいらっしゃいました。しかし、実際はそうではありません。一度ご相談いただければ、お客さまの夢に近づけるご提案もできると思います。
| 企業データ | 1986年 創業 1988年 法人化 |
|---|---|
| 社内体制 | 社長、専務、従業員15名 ※有資格者 二級建築士、宅地建物取引主任者、単一等級枠組壁建築技能士など |
| 社名 | 北栄建設株式会社 |
| 住所 | 〒080-0018 帯広市西8条南39丁目3-8 |
| TEL | 0155-48-1800 |
| FAX | 0155-48-9300 |
| HP | http://www.netbeet.ne.jp/ ~wakisaka/hokuei/ |









