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その1 厳しい気象条件の北米で生まれ育った堅牢な建築工法その1 厳しい気象条件の北米で生まれ育った堅牢な建築工法

ツーバイフォー工法は、19世紀はじめ北米大陸に移り住んだイギリス人開拓者らによって、北米の厳しい自然環境に適合するため確立された木造建築工法です。

夏の暑さ、冬の厳しい風雪、マイナス30度以下にもなる寒さから身を守る必要性から生まれ、北米の地で150年を経て多くの改良がされ、システム化されて現在に至る2×4工法が完成しました。現在2×4工法は、北米における木造建築のスタンダードとして、着工数の実に90パーセント以上を占めています。

十勝2×4協会では、カナダR-2000プロジェクトを基に、十勝の生活、気候、風土に合わせた協会独自の省エネ住宅基準「HI-2000」を設定して、快適で優れた住宅性能を追及しています。さらに十勝の木を構造材として使うなど、十勝独自の2×4住宅にも取り組んでいます。


その2 卓越した耐震・耐久性能その2 卓越した耐震・耐久性能

軸組構造(在来工法)と2×4工法住宅の壁式構造を簡単に説明すると、軸組構造はマッチ軸で組み立てたもの、2×4工法は面で支えるマッチ箱に例えるとイメージしやすいでしょう。「軸組造と面構造」どちらが構造強度に優れているかは明白です。

地震や台風などにより家に大きな外力が加えられた場合、軸組構造の家は、外力が主に柱と柱の接合部分に力が集中してしまい、大きな負荷が屋根崩壊の危険性をもたらします。しかし「面」で構成される2×4工法の場合、外力が壁や床、そして壁と床との幅広い接合部を通じて分散されるため、地震や大雪、台風などのあらゆる方向からの荷重に対し、はるかに強い耐久性を発揮します。

また、壁パネルの接合部は専用の釘で緊結するだけでなく、土台と壁、1階と2階の壁、梁と根太などを接合金物で緊結し、建物をまるでモノコック構造のように一体化を図り構造強度を高めています。


その3 抜群の耐火性能その3 抜群の耐火性能

十勝2×4協会の住宅は、防火・防水性能において随所に工夫がこらされています。たとえば、建物全体への着火の防止、火災拡大の防止のために、すべての壁や天井の室内に面する前面に結晶水を含む石膏ボードを貼る耐火仕様となっています。

また、壁や天井の内部は、火が走らないようにころび止めなどの防火区画で細かく区切られています。住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)では2×4工法を準耐火構造と認定しました。これにより万が一の火事にも安全性が高まるだけでなく、火災保険料が大幅に安くなるというメリットがあります。

また2×4工法は腐朽対策も万全です。住まいにとって木材を腐食させる湿気・水分は大敵。十勝の気候風土を考え2×4工法はこうした水分による腐食から家を守る様々な対処がなされています。


その4 環境にやさしく、人にやさしい2×4その4 環境にやさしく、人にやさしい2×4

カナダにおける産学協同プロジェクトの研究結果によると、2×4造の総合的なエネルギー使用量は、鉄骨造の約半分、鉄筋コンクリート造の約2/3です。また、地球温暖化につながる温室ガスの量も鉄骨造の約7割、鉄筋コンクリート造の約6割しか排出しません。

2×4工法に広く用いられる木材は、従来であれば利用されなかった小径木や端材を原料としています。こうした木材の有効利用と計画的な伐採、植林で木材資源は十分な再生産力をもっていると言われています。だから2×4工法は環境にやさしいのです。

2×4工法で用いられる北米産の針葉樹合板は、ホルムアルデヒド等の発生量が国内産と比べ、たいへん低い値となっています。会員各社は計画換気と天然素材の使用などで、より人にやさしい家づくりに努めて行きます。

また、会員はHI-2000規格など早くから省エネ化に取り組んできました。政府の次世代省エネルギー基準や長期優良住宅にも容易に対応でき、さらなる超高断熱住宅にも会員各社は積極的に取り組んでいます。温暖化ガスの排出を減らして環境にやさしいだけでなく、暖房費を大幅に低減し、家計にもやさしい住宅だと十勝のみなさまに支持されています。

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